第21回管理栄養士国家試験の受験者数は22,073名、合格者数は6,968名で、合格率は31.6%という結果になりました。
管理栄養士国家試験は平成17(2006)年春より、試験内容が旧カリキュラムより改正され、新しく変更されています。
第21回管理栄養士国家試験も、改定後の試験ということで、既卒の栄養士にも実力の再確認のために、受験が認められています。
改定後の試験科目は全部で9科目あります。
例えば「社会・環境と健康」では、人間や生活に関する理解を深めると同時に、社会や環境が人間の健康をどう規定し、影響を与えるか、あるいは人間の健康を保持増進するための社会や環境はどうあるべきか、といった社会や環境と健康の関連に関して理解することが教育の目的とされます。
具体的には「人間や生活を生態系に位置づけて理解する」、「人間の行動特性とその基本的メカニズムを理解する」、「社会や環境と健康との関係を理解するとともに、社会や環境の変化が健康に与える影響を理解する」、「健康の概念、健康増進や疾病予防の考え方やその取り組みについて理解する」、「健康情報の利用方法、情報管理や情報処理について理解する」、「保健・医療・福祉・介護システムの概要を理解する」といった項目が出題範囲になります。
人間の健康は、1人1人の身体と精神の健康だけではなく、身体と精神を取り巻く個人的な環境やその時代の社会に、大きく影響している、ということです。
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管理栄養士の国家試験は、昭和62年度に第1回が実施されて以来、毎年継続的に実施されています。
管理栄養士国家試験は、管理栄養士として必要な知識及び技能に関して、その理解の程度を客観的に的確に評価することが目的で、管理栄養士としてのクオリティを確保するために、非常に重要な役割を担ってきました。
近年、若者をはじめとして、食生活の乱れから、生活習慣病の増加など、国民全体で健康の質が問われています。
コンビニエンスストアは飛躍的に数を増やし、インスタント食品も日常的に食べられるようになりました。
食事をとる時間帯も不規則で、ストレスの増加と共に栄養バランスは平均的に偏ってしまっています。
サプリメントの流行も、本来の健康に良い食事の必要性を意識から薄めてしまう結果を導いてしまいました。
確かに何かと多忙な現代社会では、サプリメントの存在は欠かせない面はあります。
けれどサプリメントだけでは、栄養は完璧とは言えません。
少子化と同時に高齢者社会の進行も、保護・医療サービスの担い手として管理栄養士がその役割を充分に発揮しなくてはならない状況にしています。
こうした背景から、栄養士法の一部も改正され、国家試験の出題範囲も新しいカリキュラムに基づいて作成されています。
以前と比較しても、今日の管理栄養士には、より高度で深い知識と技術が求められるようになったのです。
管理栄養士の質を高めることは、すなわち国民全体の生活の質を高めることと言っても、過言ではありません。
管理栄養士には、管理栄養士国家試験に合格し、資格を取得しなければ働くことができません。
管理栄養士の免許を取得するために受ける管理栄養士国家試験ですが、栄養士の免許を有していることが受験の条件になります。
栄養士の免許は、大学、短期大学、専門学校、2年制、3年制、4年制の栄養士の養成施設にて、2年以上栄養士として必要とされる知識、及び技能を取得した者に対し、都道府県知事によって与えられます。
管理栄養士は、管理栄養士の養成施設を修了し、栄養士免許を取得した人間が、厚生労働省の実施する管理栄養士国家試験に合格することで免許を厚生労働大臣によって与えられますが、栄養士の免許を取得した後、1年から3年の一定期間栄養の指導に従事した人間にも与えられます。
平成16(2005)年度試験までは旧カリキュラムによる試験でしたが、平成17(2006)年からは、試験内容が新しく変更されました。
新しい試験科目は「社会・環境と健康」、「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち」、「食べ物と健康」、「基礎栄養学」、「応用栄養学」、「栄養教育論」、「臨床栄養学」、「公衆栄養学」、「給食経営管理論」の9科目で、新科目の複数科目の中から、状況設定問題が応用力試験として導入されます。
試験の受験者数や合格人数、合格率なども公開されいますので、参考にしてみて下さい。
合格基準は平成15年から公開されています。
ただし平成17年の試験では、追加合格者発表のため58.75%になっていますが、合格基準は本来60%です。
管理栄養士の募集は病院でも行われます。それでは、病院で管理栄養士は具体的にどういったお仕事をしているのでしょうか。
入院患者の食事の用意をする作業は、給食業務と呼ばれますが、この給食業務は現在ほとんどの病院が外部の業者に委託している状態です。
けれど中には直営で行っている病院もあり、直営病院では管理栄養士が配膳から一通りの給食業務を担うことになります。
実際、直営の方が患者に対し、きめの細かいサービスを行うことができます。
疾病別に栄養基準に合ったメニューを作成し、献立の調理や配膳、盛り付けなど、全ての給食業務を行うのは、管理栄養士の仕事量を増加させます。
ただでさえ病院では管理栄養士が不足している状態なので、最近では外部に業務を委託するケースが増えてきているのですね。
例えば200人の入院患者数なら、3食分で1日600食も作らなくてはなりません。
しかも大まかに分けて食事は一般食と特別食がありますが、一般食だけでも常食、軟食、3分粥、5分粥、7分粥、全粥食、普通流動食などがあります。
更に同じ疾病でも個人の回復状態によって必要とされる塩分の量も異なりますから、病気と患者の数だけ食事の種類があると言っても過言ではありません。
病院で働く人、と言うと医師や看護婦、受付の医療事務スタッフなどがすぐに思い浮かびますが、実は一般の方の眼に触れないところで、管理栄養士という重要な職務に就いている方が活躍しているのです。
管理栄養士の大学は増加傾向にあります。
管理栄養士は将来性の高い職業で、高齢化社会や栄養バランスの乱れによる生活習慣病お増加などにも伴い、需要は益々高まるでしょう。
管理栄養士は栄養指導のスペシャリストですから、病院や保健所、学校などの集団給食施設で献立を作成し、栄養指導にあたることになります。
管理栄養士になるには、栄養士資格を取得した後、国家資格を取らなくてはなりません。
栄養士よりも高度で深い知識を持ち、複雑な栄養指導と管理を担うのです。
管理栄養士の勉強をするには、専門学校だけではなく、大学でも可能です。
管理栄養士を目指せる大学の学部、学科やコースを調べるには、進学ネットがお勧めです。
進学ネットでは、北海道から沖縄まで、希望する場所の学校を検索することができます。
また、管理栄養士に関係するその他の職業や、関連する先生や教授のコメントも紹介されています。
管理栄養士とはどういった職業なのかを、資格、関連学問、適性などから分析するだけではなく、面白い授業や研究テーマのコーナーもありますので、具体的な学校選びの前に、管理栄養士というお仕事を、より深く理解することができます。
絵や写真も多数掲載されていますので、そうした必要な情報を、楽しく見ることができるのも、このサイトの魅力でしょう。
大学で管理栄養士の勉強をする、とは言っても、それぞれの大学によって、カリキュラムや勉強方針は異なります。
一度入ってしまうと転入は難しいものですから、大学選びはできるだけ慎重に行いましょう。
管理栄養士の仕事は、よく栄養士と比較されますよね。
栄養士の免許を取得していなければ、管理栄養士の国家試験の受験資格はない、といった前提条件の他には、栄養士と管理栄養士の役割の違いはどこにあるのでしょう。
まず栄養士から見ていきましょう。
病院では、栄養士が行うことによって、入院時食事医療費が認められ、介護保健施設では、基本食事サービス費の200円が減額になるものの、栄養士がいない場合と比較すると、600円の減額の適用を受けません。
また、特別食を提供した際には、350円の所定額加算も認められます。
必置義務のある施設で栄養士の需要は少なくありません。
一方、病院では管理栄養士が行うことによって、入院時食事療法費特別管理加算が認められ、更に特別食加算、選択メニュー加算、食堂加算も認められることになります。
また、管理栄養士による外来栄養食事指導料入院栄養食事指導料、在宅患者訪問食事指導料及び集団栄養食事指導料も算定することができますから、需要が高いと言えます。
栄養士同様、必置義務のある施設の需要は高くありますが、特定給食施設指導を行う保健所栄養指導員は、医師、あるいは管理栄養士のうちから任命されることが決められています。
管理栄養士の就職先は、病院、介護老人保健施設、老人施設・保育所といった社会福祉施設、学校・教育委員会、保健所、市町村などの行政機関、事業所、栄養士・管理栄養士・調理師などの養成施設、自衛隊、刑務所などになります。
乳児院、児童養護施設、知的障害児施設、知的障害児通園施設、盲ろうあ児施設、肢体不自由児施設、情緒障害児短期治療施設、児童自立支援施設、知的障害者更正施設、知的障害者授産施設、養護老人ホーム、特別養護老人ホーム、経費老人ホーム、救護施設、更正施設、指定介護老人福祉施設、介護老人保健施設、指定介護療養型医療施設、指定短期入所生活介護事業所、精神障害者福祉工場、病院、診療所、助産所を含む病院給食受託施設、学校給食施設、事業場では、それぞれの基準を根拠に、栄養士、管理栄養士を配置しなくてはならない必置義務があり、施設の規模に応じて人数の設置基準も定められています。
例えば学校給食施設では、550人以上の単独実施校に1人、549人以下の単独実施候の場合だと4校に1人、共同調理場で児童及び生徒の数が1500人以下なら1人、1500~6000人までが2人、6001人以上だと3人が設置基準になり、こうした数字は公立義務教育諸学校の学級編成及び教職員定数の標準に関する法律によって決められています。
けれど実際には、栄養士と管理栄養士の数は常に不足しており、入院患者の栄養不足は社会問題になっている程です。
医師や看護婦と共に、管理栄養士も人手不足なのです。
管理栄養士の学校は、社団法人管理栄養士養成施設協会で紹介して貰えます。
社団法人管理栄養士養成施設協会が任意団体として設立されたのは、昭和33年9月27日で、昭和40年6月22日には厚生労働省によって社団法人として設立が認可されました。
「栄養士養成施設・管理栄養士養成施設の教育内容の充実及び振興」、「栄養士養成施設・管理栄養士養成施設の運営に関する事項の検討」、「栄養士養成施設・管理栄養士養成施設の紹介・案内などの実施」、「栄養士・管理栄養士及び養成制度に関する事項の検討」、「全栄施協月報の発行及び社会的地位の向上推進」、「国会、関係省庁並びに関係団体との連絡提携及び国民栄養改善事業への協力」といった事業を行っています。
指定認可栄養士養成施設数263校中、259校が会員組織として加盟しており、全国で200校以上の栄養士・管理栄養士の資格が取得可能な学校を紹介することができます。
栄養士、管理栄養士のいずれにしても、資格免許を所有しなくてはなりません。
管理栄養士のになるためには、栄養士の資格の所持が前提となり、年1回厚生労働省によって実施される管理栄養士国家試験に合格しなくてはなりません。
栄養士の免許を受けた後は、厚生労働省令で定める施設で規定の期間栄養の指導に従事するか、あるいは就業年限が4年である管理栄養士養成施設を卒業することが管理栄養士国家試験の受験資格になります。
管理栄養士になるには、試験を受けるだけではなく、何らかの管理栄養士養成施設に行かなくてはならないのです。
管理栄養士の資格を取得するには、その前に栄養士の資格を取得しておくのが前提条件になります。
管理栄養士の資格を取得するのには、管理栄養士の国家試験に合格しなければなりませんが、この国家試験の受験資格は、管理栄養士の資格を所有していることです。
栄養士と管理栄養士の初任給の差は、月3万程度だと言われています。
けれど将来的に考えると、管理栄養士にしかできない仕事の方が圧倒的に多く、管理栄養士の資格を所有していないと管理職として昇進できないというケースも多くあります。
そのため、栄養士として実際に現場で働きながら、管理栄養士の資格試験に挑戦する方も多くいらっしゃいますが、病院ではどこも栄養士・管理栄養士不足の状態にあり、お仕事は楽ではありません。
働きながら勉強するのは、実際難しいものです。
もちろん、実務に就いている強みはありますが、もしあなたが栄養士と管理栄養士のどちらの職業を選択するかを迷っているのであれば、長くお仕事を続けたい方には管理栄養士の資格を学生の間に取得することをお勧めします。
資格試験が大変な割に、給料の差が3万円程度と、そう大きな差がない、と捉える方もいらっしゃいますが、月には3万円でも、年間にするとボーナスなどを計算し、50万円ぐらいの差が出ることになります。
50万円の差は大きいですよね。
管理栄養士の資格を持っていないとできないお仕事も多くあり、それだけ手当ての金額も変わってきます。
管理栄養士に採用されるには、まず管理栄養士の資格を取得していることが絶対条件になります。
しかし、管理栄養士を目指す方は、基本的に全員免許を持っている筈ですから、資格=就職とは限りません。
そこでライバルに差をつける方法を考えてみたいと思います。
管理栄養士として採用される近道は、求人の優良サイトに登録することです。
情報をいち早く知り、良い条件の案件に素早く応募することが大切になってきます。
お勧めなのは「カイゴジョブ」で、こちらは介護福祉専門の求人情報が掲載されています。
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病院などで管理栄養士が不足しているとは言っても、ご自身の希望の業務や勤務地、雇用条件にぴったりくる職場がすぐに見つかるとは限りませんよね。
そこで就職活動にはとにかく早く条件の良い求人情報を、より多く入手することが必要になってきます。
そこでこうした規模の大きくサービスの充実したサイトのサポートを利用するのが、管理栄養士として採用されるコツと言えるでしょう。
管理栄養士と栄養士は、よく比較されることが多くありますが、実は給料にそこまで大きな差はありません。
もちろん、高いか安いかは個人の解釈次第ですが、具体的な数字を挙げてみましょう。
厚生労働省による発表によると、学歴別初任給は大卒195000円、高専・短大卒166300円、高卒152600円です。
栄養士と管理栄養士だと月給3万円程度の差になり、ボーナスなどを計算すると年間50万ぐらいの違いでしょうか。
資格取得は、栄養士より管理栄養士の方が大変です。
ただし有名な大学を卒業しているから、管理栄養士の資格を持っているから・・・といった条件的なことは、実際の現場ではそこまで大きく影響されません。
管理栄養士として給料を上げていけるかどうかは、現場での勤務次第なのです。
将来性は栄養士・管理栄養士共に需要が高まっています。
介護保健法が改定され、栄養マネジメント加算が新設された影響もあり、介護施設での管理栄養士の必要性は、以前と比べても高まっています。
また、栄養士と管理栄養士は給料だけではなく、その立場が異なります。
管理栄養士は、職名通り、管理職的な役割が大きいです。
つまり、昇進には管理の資格が必要とされるということです。
比較的給料の高い行政での非常勤のお仕事も、管理栄養士しか依頼されないケースが多くあります。
また、指導料が取れないために、管理栄養士しか病院で栄養指導ができないケースもあり、初任給だけの額面を比較すると3万円程度でも、管理栄養士の方が長い眼で見ると仕事の幅や年収がアップする可能性が高いと言えるでしょう。